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コンセプト原発事故とこの国の教育

武田邦彦

ISBN978-4-903355-34-4
四六判
 270頁

定価(本体1200円+税)
2013.11.1発行

◆「子どもの安全・被曝を守れなかった教育界」
 「原発事故の備えと心構えがなかった学校」
 「安全と被曝の問題は教育関係者の必須の知識」
 「政治・科学・報道が結託する暗黒の未来」
 「原発と教育の問題に必要な高い教育レベル」
 福島第一原発では,事故から2年半が過ぎても原因究明,事態の収束どころか,有効な対策も示されずに子どもたちの被曝の被害は続いており,今なお安全が確保されているとは言い難い状況である。また,新たな問題が発生しても適切な対応ができず,原発を運用する技術力が疑われている一方で,再稼働の議論も進んでいるという,理解しがたい状況が続いている。起こるべくして起きたとも言える原発事故の隠れた問題の本質は,この国の教育にあるのかもしれない!再び起こるかもしれない事故からどうしたら子どもたちを守れるのか。


●主な内容

第1章  原発と子どもたち
  子どもたちを十分に守れなかった教育界
  誤報の修正が必要
  運転中の事故としては世界で初めての大爆発
  工業技術が優れ、信頼性も高い日本で事故が起きた衝撃
  地震、津波、海水で冷却……日本独自の設計が必要
  日本には原子力の独自技術がない
  「1年1ミリシーベルト」は法律で決まっている!
  被曝回避の原則とは
  ミリシーベルトとベクレルの関係
  被曝量は足し算しなければいけない
  原発事故後、「被曝したほうが健康にいい」と主張し始めた専門家
  被曝限度は「正当化の原理」のもとで決められる
  「自然放射線より少ない1年1ミリの規制は厳しすぎる」は間違い!
  1年100ミリシーベルト以上浴びた場合に限られる
  予防原則も無視した医師、マスコミ
  水俣病から学ぶべきこと
  事故時の被曝限度とは
  文科省が校庭での被ばく量を1年20ミリに
  チェルノブイリ原発事故では約6000人の子どもが甲状腺がんに
  子どもの生活に応じて個別指導が必要な被曝問題

第2章  原発事故と教育界
  日本の教育界の問題も浮き彫りにした原発事故
  避難で重要視しなければいけないのは風向き
  現場から「爆発の可能性」は地元消防に通報されなかった
  爆発してからでは間に合わない!学校への通報態勢の強化を
  ヨウ素剤は飲ませるべき?疎開先はどうする?
  学校経営と児童生徒の被曝
  原発から遠くになるほど、経営側と保護者側の意見に相違
  放射線の測定器、測り方、測定頻度はどうする?
  汚染された場所では表土の土を取り除こう
  無過失責任ばかりで処理すれば、事故が繰り返される
  学校や児童生徒の泣き寝入り問題をどう考えるか
  教育界がほとんど声を上げなかった原子力予算の問題

第3章  原発の再開と教育界の課題
  原発再開の要件
   固有安全性
   多重防衛
   耐震性
   事故処理方法
   核廃棄物の格納と立地問題
   被曝と健康

第4章  現代の教育は本当に科学的・民主的か
  温暖化しても南極の氷は溶けない
  子ども番組で「洗脳」するメディアの恐ろしさ
  ツバルは温暖化で水没するわけではない
  「温暖化問題」は歴史とも矛盾する
  リサイクルはむしろ環境破壊を進めている
  ペットボトルをリサイクルすると3・5倍の費用がかかる
  イメージだけでリサイクルが強要されている
  リサイクルは「エントロピー増大の原理」に反する
  森林を増やしてもCO2は削減できない
  再生紙より新しい紙のほうが環境にやさしい
  科学的なウソも、お金の力で「常識」になる
  絶滅に瀕したトキを保護するのは動物虐待だ
  種の絶滅は、悪ではない
  なぜメディアはウソの報道をするのか
  子どもの「理科離れ」は大人の責任
  科学を理解する人は、敵が増える
  政治、科学、報道が結託する暗黒の未来

第5章  この国の教育のかたち
  大津のいじめ事件から感じたこと
  教育がどんな人間を育てることが求められているか
  善良でない国で天善良な国民は育つのか
  教育現場の実態を無視しておもしろおかしく報道するマスコミ
  文部科学省は今すぐ廃止した方がよい
  文部科学省の役人は教育になど興味はない
  すぐれた才能を持っているといじめられる
  合格基準や目標は子どもの素質に応じて設定されるべき
  能力に応じて異なる目標は、不平等か?
  子どもの心にある「競う気持ち」を大切に
  大学受験はもういらない
  世の中には、尊い使命を負った3つの聖職がある
  すべての教師は聖職者でなけらばならない
  聖職は身分が保障されていなければならない
  ウソをつかない生き方は、快適な生き方である
  世の中を変え、教育を変える第一歩を踏み出そう



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